投資初心者が最初にやるべき3つのこと

「投資を始めたいけど、何から手をつければいいの?」
私も最初は同じ気持ちでした。投資って専門用語が多くて、なんだか難しそうに感じますよね。でも、最初のステップをしっかり踏めば意外とシンプルなんです。

ここでは、私自身が実際に投資を始めるときにやってよかった「3つの大事なこと」を、お話ししますね😊

1. 目的を決める –「なんのためにお金を増やしたいのか?」を明確にする

投資を始めるときに一番大切なのは、「何のためにお金を増やしたいのか」をハッキリさせることです。これを決めずに始めると、値上がり・値下がりに一喜一憂してしまい、「結局、何をすればいいの?」と迷子になりがちなんです。

人によって投資の目的はさまざまです。たとえば…

  • 「老後資金を作りたい」
  • 「子どもの教育費を少しずつ準備しておきたい」
  • 「旅行や趣味に使うお金を、コツコツ増やしたい」

どれも立派な理由ですが、目的が違えば選ぶべき投資のスタイルも変わります。

🌸 具体例:私の場合

私が投資を始めた一番の理由は、「将来の老後資金を少しでも準備したい」と思ったからです。30代の今は、老後なんてまだまだ先のことに感じますよね。でもあるとき、
「今のうちに少しずつ準備しておけば、将来きっとラクになる」
と気づいたんです。

最初は、「お金の勉強にもなるし、月に数千円くらいから始めてみよう」という軽い気持ちでしたが、目的が「老後資金」と決まっていたおかげで、焦らず長期目線で続けることができています。

短期と長期、目的によって選び方が変わる

投資には、大きく分けて短期向き長期向きがあります。

  • 短期目標の場合
    「数年後に海外旅行に行きたい」「家電を買い替えたい」など、すぐに使う予定のお金を増やしたいなら、リスクが低めで、必要なときに引き出せる投資が向いています。
    たとえば、定期預金や元本保証型の金融商品などが安心です。
  • 長期目標の場合
    「老後資金を作りたい」「子どもの大学進学に備えたい」など、10年以上先の目的なら、時間を味方につけられる投資がベスト。
    具体的には、積立投資信託や株式投資など、コツコツ続ける長期投資が向いています。

目的が明確だと、「値段がちょっと下がったけど、これは長期目線で育てるお金だから」と気持ちを落ち着けやすいんです。

目的を決めると見えてくるもの

「なんとなくお金を増やしたい」と思っているだけだと、どの商品を選べばいいか迷い続けることになります。
でも、
老後資金のためなら長期・積立投資
旅行資金のためなら短期・低リスク商品
というように、目的がはっきりすると自然と道が見えてくるんです。

投資は「目的地のない旅行」に似ています。行き先が決まっていないと、どの電車に乗ればいいのかも決められませんよね。まずは「自分がどんな未来を望んでいるのか」をじっくり考えるところから始めてみてください😊

2. 小額から始める – “お金の筋トレ”だと思う

投資を始めたいけれど、「投資って大金が必要なんじゃない?」と思っていませんか?私も最初はそう思っていました。投資といえば、何十万円も必要なイメージがありますよね。

でも今は、100円や1,000円といった小さな金額から始められるサービスがたくさんあります。特に積立投資信託などは、月々数百円からコツコツ積み立てられるものが多く、「お金が貯まってから始めよう」と待つ必要はありません。

🌸 小額から始めるメリットは“安心感”

いきなり大金を投じると、ちょっとした値動きでもハラハラしてしまいます。
「昨日より下がってる!どうしよう💦」なんて気になってしまい、投資を楽しむどころではなくなってしまうんです。

でも、小額なら心理的にもラクです。最初は“お金の筋トレ”だと思って、小さな額でコツコツ積み重ねるのがポイントです。

筋トレだって、いきなり重いダンベルを持つとケガをしますよね。まずは軽い重りでフォームを覚えて、慣れてきたら少しずつ重くしていく。それと同じです。

🌸 私が最初にやったこと

私自身、最初の1年は毎月1万円を積立投資に回しました。1万円なら、ランチや洋服代を少し節約すればなんとかなる金額ですし、仮にうまくいかなくても家計に大打撃を与えることはありません。

投資信託を選んだ理由は、少額でいろんな会社の株や債券に分散投資できるから。1つの商品を買うだけで、いろいろな会社にお金を分けて投資できる“お手軽さ”は、初心者にはありがたいポイントでした。

「1万円くらいじゃ大して増えないんじゃない?」と思うかもしれませんが、長期で続けると複利(ふくり)の力が効いてくるんです。

💡 「複利」ってなに?

少しだけ投資用語を説明すると、「複利」とは利益がさらに利益を生む仕組みのこと。

例えば、毎月1万円を年利5%で運用できたとします。
1年後、1万円が増えて1万500円になり、次の年はこの1万500円にも利息がつくんです。これを繰り返すと、10年・20年と時間が経つほど増えるスピードが速くなっていくという、ちょっと魔法みたいな仕組みです。

少額でも早めに始めたほうがいい、と言われる理由はここにあります。

「無理なく続けられる額」を決めよう

大事なのは、「生活に負担をかけない範囲で」始めること。
生活費を切り詰めてまで投資に回すと、もしお金が必要になったときに困ってしまいます。

おすすめは、「毎月、少し頑張れば出せるくらいの額」から始めること。

  • 例えば毎月5,000円なら、1日あたり約170円
  • 月1万円なら、週に1回外食を控えるくらい

この程度なら無理なく続けられますし、ストレスも少ないです。

小さな一歩が未来を変える

投資は、「始める金額が小さい=将来の成果も小さい」とは限りません。大事なのは“続けること”

最初は小さく始めて、慣れてきたら「来年からもう少し増やしてみよう」とステップアップすればOKです。

私自身、最初の1万円が今では毎月2万円になりましたが、最初に“お金の筋トレ”をしていたおかげで、投資に対する不安はほとんどなくなりました😊

「いつかお金が貯まったら投資をしよう」ではなく、「今の自分にできる小さな一歩」を踏み出してみることが、未来の自分を助ける大きな資産につながりますよ✨

3. 分散投資を心がける – “卵は一つのカゴに盛るな”

投資の世界でよく言われる有名な言葉に、
「卵は一つのカゴに盛るな」
というものがあります。

イメージしてみてください。卵を1つのカゴに全部入れて運んでいたら、そのカゴを落とした瞬間、全部割れてしまいますよね🥚💦
でも、いくつかのカゴに分けていれば、1つを落としても他の卵は無事です。

投資もまったく同じで、お金を1つの銘柄や商品に集中させると、その値動きにすべての資産が振り回されてしまうんです。だからこそ、初心者ほど「分散投資」が大事になります。

🌸 なぜ分散投資が大事なの?

投資には必ず「リスク=値動きのブレ」がつきものです。
例えば、ある会社の株を1社だけ買っていた場合、その会社の業績が悪化したら一気に価値が下がるかもしれません。でも、10社に分けて投資していれば、1社が下がっても他の9社でカバーできる可能性があります。

要するに、「一つが失敗しても、全体では大きく損しにくい」状態を作ることが分散投資の目的なんです。

🌸 具体的にどうやって分散する?

分散といっても、ただ適当にいろいろ買えばいいわけではありません。初心者が意識すべき分散は、大きく分けて3つです。

  1. 商品を分ける
     株だけでなく、投資信託や債券など、性質の違うものを組み合わせる。
     → 例えば、株は値動きが大きいですが、債券は安定しやすいので、お互いを補えます。
  2. 地域を分ける
     日本だけでなく、米国株や世界全体に投資する商品を選ぶと、1つの国の景気に左右されにくくなります。
  3. 時間を分ける(積立投資)
     一気にまとめて投資するのではなく、毎月一定額をコツコツ積み立てると、「高いときに買ってしまった」という失敗を防ぎやすいです。

🌸 私の分散投資の始め方

私の場合、最初は投資信託を活用しました。理由はシンプルで、1つの商品を買うだけで自動的にいろいろな会社に分散してくれるからです。

例えば、私が選んだのは「国内外の株式や債券にバランスよく投資してくれるタイプ」。
これなら、プロが運用してくれるので、自分で細かく銘柄を選ばなくても自然と分散できるんです。

慣れてきた最近は、高配当株を少しずつ追加しています。配当金をもらえる楽しみもあって、投資がますます面白くなりました😊

初心者がやりがちな失敗は「一点集中」

初心者のうちは「この株が上がりそう!」と1つの商品に集中してしまいがちです。でも、これは当たれば大きいけど、外したら一気に大損する可能性があるので、かなりリスキー。

特に投資を始めたばかりの頃は、「値下がりして不安になってすぐ売る」という行動に走りがちです。分散投資をしていれば、値動きが安定するので、気持ちがラクになり、長く続けやすいというメリットもあります。

分散投資は“保険”だと思えばいい

分散投資は、リスクをゼロにするものではありません。でも、「大きく損をしにくくする保険」だと思うとイメージしやすいです。

私自身、分散投資のおかげで値下がりしても「まあ他がカバーしてくれるからいいか」と心に余裕を持てるようになりました。

「投資は続けることが一番大事」。だからこそ、最初からこの「保険」をかけておくことが、未来のお金を育てる大きなポイントになりますよ✨

投資を続けるためのコツとマインドセット

投資を始めると、最初の数カ月はワクワクします。でも、実は投資で大切なのは「始めること」よりも「続けること」なんです。どんなにいい商品を選んでも、途中でやめてしまえば増えるチャンスを逃してしまいます。ここでは、私自身が意識している続けるためのコツをシェアしますね😊

🌸 1. 値動きを毎日チェックしない

初心者のころ、私はつい毎日アプリを開いては「今日は上がってる?下がってる?」と気にしていました。でもこれ、精神的にすごく疲れるんです

投資は長期戦。「今日はマイナスだけど、10年後にプラスになればいい」と考えるほうがストレスなく続けられます。
私の場合、月1回だけ状況をチェックするようにしたら、気持ちがとてもラクになりました。

🌸 2. 投資用のお金は“使わない前提”で分ける

「急にお金が必要になって投資を崩してしまった…」という話をよく聞きます。
でもそれでは、せっかくの長期投資がもったいないですよね。

私は、「このお金は投資専用、最低でも5年は引き出さない」と決めて、生活用口座とは完全に分けています。心理的にも「これは“未来の自分へのプレゼント”だから触らない」と思うと、我慢できますよ✨

🌸 3. 毎月の積立を“習慣”にする

「お金が余ったら投資に回そう」だと、結局余らないまま終わります。
おすすめは、給料日と同時に自動で積立されるよう設定すること

私は毎月1万円を自動積立にしていますが、始めてしまえば意外と気になりません。「投資は特別なこと」ではなく、毎月の生活の一部にしてしまうのがコツです。

🌸 4. 目先の成功より“続ける自分”をほめる

投資初心者のうちは「もっと早く増やしたい」と焦ってしまいがち。でも、投資はマラソンと同じで、完走することがゴールなんです。

たとえ月数千円でも、続けているだけで一歩リードしています。私は「今月も積立できた!」と自分をほめるようにしています。小さな成功体験がモチベーションにつながりますよ😊

🌸 5. 学びながら楽しむ

投資は「お金の勉強」でもあります。値動きの理由や世界のニュースを少しずつ追うと、経済ニュースが自分ごとに変わってくるんです。「あ、この企業が伸びるのはこういう理由か!」と知ると、投資がもっと楽しくなります。

最近はYouTubeや初心者向けの投資本もたくさん出ていますし、“学びながら増やす”感覚を楽しむのがおすすめです。

投資は“未来の自分へのプレゼント”

ここまで読んでくださったあなたは、すでに「投資を始めたい」と思っているはずです。
投資は魔法のように一瞬でお金を増やすものではありません。でも、「目的を決める」「小額から始める」「分散する」そして「続ける」――この4つさえ意識すれば、未来の自分を助ける資産がちゃんと育ちます。

今日の小さな一歩が、5年後、10年後の大きな安心につながります✨

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